快晴の空

良い天気だけど、最近は湿度がそんなに上がらないから。
ね、シマちゃん。



やっぱりシマコのこと考えちゃうよな。
どういう風にしたところで後悔はするよ。

チャロの時のこともそう。
でもね、みんな良くしようと思ってしているんだよ。
誰もお別れしたくなくって、やっていること。

うちにはあと４人の猫さんがいるから、そのお見送りは私たちがしないといけない。

チャロは奇跡のような子で、ずっと私の胸に乗って、夜は私の脇に顎載せで寝て、自分の子供だった。
シマコはものすごい美猫でね。体が小さくて心配な子だった。３きょうだいの中で一番懐いていた。
次の冬は一緒にコタツに入って、電気毛布にくるまりたかったな。

シマには悪いけど、シマコにチャロを重ねている自分がいたから、本当につらかった。
短い間だったけど、チャロにまた会えたみたいな気分にさせてくれたシマコ、ありがとう。

他のきょうだいは、遊び相手がいなくなって変な感じ。
ベニーママはもうシマの遺体には見向きもしなかったな。分かっているみたいだった。
シロはシマの体を確認しに来てくれた。

シロは不思議な子で、チャロがなくなった時も挨拶に来てくれた。
シロありがとう。

最期にお外のモフ兄ちゃんとシマばあちゃんににも挨拶することができた。
まさか婆ちゃんより先に行くとはね。
モフ、シマばあ、ありがとう。

皆良い子ばっかり。

と感謝したところで、シロは夜中に私の枕元でオシッコをした憎めない男なのでした。

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